2020年度檀信徒総供養

檀信徒総供養厳修のご報告とご挨拶

去る令和2年11月23日、檀信徒総供養の法要を厳修いたしました。
この法要は、例年7月23日に行っている施餓鬼会に代わる法要です。
施餓鬼のご案内を差し上げる5、6月はコロナ禍により緊急事態宣言が発令されている最中でしたので、
大変残念ですが、7月の施餓鬼は中止とさせていただきました。

まだコロナ禍収まらぬ中でのご法要に参加いただきました檀信徒様に篤くお礼申し上げます。
加えまして、当日ご参加賜れないながらも、お布施など御恵送頂きました皆様にも
お気遣いありがとうございました。

今年の2月に母が急逝し、私に取りましては初めて母のいない行事となりました。
準備や当日を振り返りますと、母が長年綿密に準備をしていてくれたことや
様々に助けてくれていたことに思いを致す法要でした。

また、現在、新型コロナウイルス感染症拡大という未曾有の事態により、
日本のみならず世界全体が苦しめられています。
皆様におかれましても感染症予防の為にマスクを常に着用する、人と集まらないなど、
多大な制約を受ける毎日を送っておられることと思います。

当寺におきましても、皆様に安心してご参列いただくべく、
法要の在り方を根本から考え直す機会となりました。
下記に記載しましたように、法要を午前・午後の2部に分け、食事をお持ち帰りいただくなど、
感染症予防対策を最優先とさせていただきましたが、
その結果としてご出席頂いた檀信徒皆様にご不便をかけた点もあったかと反省しています。

法要の形は変わったとはいえ、ご先祖様を供養し偲ぶ気持ちは変わらないのではないでしょうか。
私としましても、皆様の想いや願いに寄り添ったお勤めや法要を執り行わなければならないと、
このような難しい状況下であるからこそ、改めてその思いを強くしています。

来年7月には例年通り施餓鬼を開催する予定です。
コロナ禍が収まり、また皆様とお会いできることを切に祈念しまして
ご報告と挨拶とさせていただきます。

寒山寺第十七世 尚純識


当日の新型コロナ対策

檀信徒総供養の当日は下記のような新型コロナ対策をおこなった上で、
檀信徒の皆様をお迎え致しました。

マスク着用と支給

1. マスク着用と支給

関係者一同マスク着用に加え、お忘れの方にもマスクをご用意致しました。

手指消毒液の設置

2. 手指消毒液設置

手指消毒用のアルコールを受付に設置。皆様にお使い頂きました。

検温の実施

3. 検温の実施

ご来場時に発熱の有無を入口にてチェックさせて頂きました。

ソーシャルディスタンス

4. ソーシャルディスタンス

会話等で飛沫が届きにくいよう、ご休憩頂く椅子の間隔を広く致しました。

お弁当のお持ち帰り

5. 昼食をお弁当に統一

三密を防ぐため、昼食はお弁当のみに統一させて頂きました。

総供養2部制

6. 檀信徒総供養を2部制に

総供養を午前と午後の2部制にし、その分椅子の間隔を広く取りました。


当日の様子